頚椎症になったら気をつけること|日常生活のポイントと対策
2025年03月20日
首の痛みが起こる原因として、
頚椎症(けいついしょう)があります。
頚椎症とは、首の骨(頚椎)の負担によって、
神経が圧迫されることで
痛みやしびれが起こる病気です。
この記事では、
頚椎症になった場合に気をつけることと、
痛みや不調を考慮しての対策解説をします。
頚椎症の主な原因

頚椎症の主な原因には、
- 頸椎の変形
(椎間板がすり抜ける) - 長時間の悪い姿勢(
デスクワーク、スマホの使用) - 首や肩にかかる負担のかかる動作
(無理な運動、重い荷物の持ち運び) - 運動不足によある筋力低下
などがあります。
最も多いのは変形によるものですが、
長期間従事していた仕事の種類によっても
発症率は異なってきます。
重いものを運ぶ肉体労働や、
美容師や理容師などの長時間の立ち仕事、
しゃがむ動作が多い清掃などの仕事をしていると
身体に負担が大きいため、
脊椎の変形が起こりやすくなる傾向があります。
頚椎症の主な症状

頚椎症になると、
首や肩周囲のだるさ、痛さだけではなく、
頚椎から手指に伸びている神経を
圧迫することもあり、
その場合は腕、手、指に痛みや不調が出ることがあります。
- 首や肩のコリ、だるさ、痛み
- 手や腕のしびれ、力が入りにくい
- 頭痛やめまい
(頚椎の血流が阻害されるため) - 指先の細かい動作がしづらくなる(
ボタンをかける、文字を書きにくくなる)
頚椎症になったら気をつけること
頚椎症になった時に気をつけた方が良いことは
以下になります。
頚椎に負担がかかると、
椎間板や椎間関節などに負荷がかかり、
長期的にみると頚椎が変形する方向に力が加わります。
前屈(うなずく動作)では椎間板および椎体に、
後屈(上を向く動作)では背中側の椎間関節などに
負荷がかかります。
さらに、後屈の際には、
圧迫されている状態の脊髄および神経根が、
さらに圧迫される可能性もあります。
日常生活を送っていく上で、
全く首を動かさない訳にはいかないので、
可能な範囲で、首に負担をかけにくい姿勢
を心がけることが大事です。
肩、手指の痺れが強くなったり、
力が入らなくなった場合は、
医療機関を受診することが大切です。
①首に負担をかける姿勢を避ける
顎が前に出るような姿勢、
猫背、顎を上げて上を向く姿勢は
首に負担が大きくなるため避けるようにします。
正しい姿勢は、
立った姿勢では、耳、肩、大腿骨の頭(大転子)、
膝関節の前方、くるぶしのやや前方、
が一直線に並んだ状態です。
座った姿勢では、
頚部および体幹が地面と垂直になり、
股関節と膝関節がほぼ垂直に曲がり、
足底が地面に付いている状態が正しい姿勢です。
- 長時間同じ姿勢を取らない
(例:デスクワーク・スマホの使用は1時間ごとに休憩) - スマホを顔の高さに持ち、下を向きすぎない
(ストレートネックを防ぐ) - 枕の高さを調整
(高すぎる枕はNG) - うつ伏せで寝ない
仕事の関係で長時間同じ姿勢を取る必要がある場合は、
1時間に一回は席を離れ、立ったり、軽いストレッチ
を行うことで全身の血流を改善し、
状態を整えることができます。
人間の集中力は1時間程度で限界だと言われているので、
休憩をとりつつ首や肩を休めましょう。
過剰に心配する必要はありませんが、
目薬をさす、うがいのように首をそらして上を向く動作は
頚椎に負担が掛かりやすいので注意しておきましょう。
②首を無理に動かさない
急に首をひねったり、
急激な動きは避けるようにしましょう。
ストレッチなども、痛みがあるときは、
首を動かしすぎないように注意してゆっくりと行います。
③重い荷物を持たない
首の多くの筋肉は肩につながっています。
リュックや肩掛けバッグは、
首や肩に負担がかかるため注意が必要です。
買い物の際はキャリーカートを使うなど、
負担を軽減する工夫をします。
④首を冷やさない
寒い季節はマフラーやネックウォーマーで
首を冷やさないように注意しましょう。
人によってはマフラーなどを使うと
逆に首こりが起きやすい場合もあるので、
自分はどうか試してみましょう。
蒸しタオルやホットパックで首を温め、
血流を改善することも有効です。
血行を良くすると、筋肉のこりが緩和され、
痛みの軽減につながります。
⑤ストレッチや軽い運動を取り入れる
首が痛むと自然に動かさなくなるため、
筋肉が固まり、痛みやだるさ
が増強する悪循環になってしまいます。
普段から肩甲骨や首、頭を動かすストレッチを行い、
首の負担を軽減することが大切です。
無理のない範囲で、首をゆっくり回したり、
軽いストレッチを行うことで筋肉の柔軟性を保ちます。
⑥ 寝具を見直す(枕とマットレスの選び方)
首が自然なカーブを描く高さの枕を選びましょう。
(高すぎる枕はNG)
また、柔らかめのマットレスは沈み込みにより
不自然な姿勢になりやすいので、
やや硬めのマットレスで、寝返りがしやすい環境を整え、
身体の負担を軽減できます。
寝具を正しく調整することで、
首の負担を減らし、痛みや不調の悪化を防ぐことができます。
3. まとめ:頚椎症は日常の工夫が大切
頚椎症の主な原因には、
頸椎の変形(椎間板がすり抜ける)、
長時間の悪い姿勢(デスクワーク、スマホの使用)、
首や肩にかかる負担のかかる動作
(無理な運動、重い荷物の持ち運び)、
運動不足による筋力低下が挙げられます。
頚椎症で気をつけることは、
姿勢を正すこと、首を無理に動かさないこと、
重い荷物を持って肩に負担をかけないこと、
首や肩を冷やさないこと、
運動不足にならないように注意すること、
枕やマットレスを工夫して寝姿勢を考慮すること
などが挙げられます。
頚椎症は日常の工夫で痛みや不調を
悪化させないようにすることが重要です。
無理をせず、自分の体を大切にしながら、
首に優しい生活を心がけましょう





