子供の起立性調節障害
- 子どもが朝起きられず、学校に行けないことへの心配だ
- 子どもが学校に行けない日が続き、学力の遅れが心配だ
- 子どもが起きてすぐに体調が悪くなるため、スムーズな朝の支度ができない
- 学校や先生から怠けていると誤解されることがある
- このままよくならないのではないかと、不安を抱えている
はじめに|子供の起立性調節障害
起立性調節障害(OD)は、自律神経の働きに深く関係する状態で、日々の生活にさまざまな影響を与えることがあります。この自律神経は、姿勢とも密接に結びついており、背骨や骨盤のバランスがその働きに影響を及ぼすことが知られています。みなづき接骨院では、起立性調節障害の不調に対して、小児科などの医療機関でのサポートを受けながら、併せて身体を整える取り組みをおこなうことをおすすめしています。自律神経の働きの状態や他の要因の判別については医師が対応しますが、医療機関では姿勢を詳しく見る機会は限られることが多いです。
背骨の歪み・傾きを調整し、姿勢を整えることで、自律神経が本来の機能を発揮しやすい環境を整えていくお手伝いをしています。医療機関でのサポートと組み合わせて、体の働きをしっかりとサポートしていきましょう。
子供の起立性調節障害(OD )について
起立性調節障害とは
起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation: OD)は、自律神経系の調整機能の障害が原因で発症する疾患です。特に立ち上がった際に血圧や心拍数の調節が十分に行われず、脳への血流が一時的に低下することで、多岐にわたる不調を引き起こします。特に思春期の子どもに多く見られ、午前中に強く現れるため、学校生活や日常生活に支障をきたすことがあります。
起立性調節障害の主な不調
- 朝の起床困難
朝、目覚まし時計が鳴っても体が動かず、何度呼びかけても反応が鈍い。ようやく起き上がっても頭が重く、全身がだるいため着替えすら進まない。 - 立ちくらみやめまい
朝起きて洗面所に向かう途中や授業中の立ち上がり時、突然ふらついて壁や椅子に手をつく。時には視界が真っ暗になり、倒れそうになることもある。 - 倦怠感
どれだけ休んでも疲労感が取れず、学校から帰るとすぐに寝込んでしまう。遊びたい気持ちがあっても、体が追いつかず友達と遊ぶ約束も断りがちに。 - 頭痛や腹痛
朝、特に学校へ行く前や授業中に強い頭痛やお腹の痛みを訴えることが多い。痛みが断続的に続き、特にストレスのかかる場面で顕著になる。 - 動悸や胸の圧迫感
軽い動作でも急に心拍数が上がり、「心臓がドキドキして苦しい」と訴える。授業中や人前で発作が起きると、「また人に見られたら恥ずかしい」と緊張し、さらに悪化することもある。
日常生活・学校生活への影響
学業への影響
- 朝の登校困難
朝起きることができず、登校時間に間に合わない、あるいは全く行けない日が頻発します。これは、自律神経の活動が朝方に低下しているため、体が動かない・だるいという感覚が強まるためです。 - 授業中の集中力低下
脳への血流低下による倦怠感や頭痛のため、授業中の内容が頭に入らない、ノートを取ることも難しいことがあります。 - 学習の遅れ
欠席や授業中の理解不足が続くと、学習内容を追いつくことが難しくなり、次第に「頑張っても無理」という自己効力感の低下を引き起こします。
心理的負担
- 周囲からの理解不足
起立性調節障害は外見から分かりにくく、学校や周囲の友人、時には家族からも「怠けている」「わがまま」と誤解されることが多い疾患です。 - 孤立感の増加
他の子どもたちが普通に行えること(朝起きる、登校する、体育に参加するなど)ができないことへの劣等感を抱き、自己肯定感が低下します。 - ストレスと不安の増大
将来的にこの状態が続くのではないかという不安や、「病気を理解されない」というストレスが心の負担となります。
家族生活への影響
- 親のサポート負担
子どもの登校支援や日々の体調管理、学校との連携が必要で、親にとっても心身の負担が大きくなります。 - 家族間の緊張感
子どもの体調不良に対する見解の違い(「甘やかし」と捉えるか「病気」と捉えるか)で、家族間に不和が生じることがあります。
起立性調節障害の原因とは
起立性調節障害は、立ち上がった時に体の中で血液を適切に循環させる仕組みがうまく働かないことで発症します。特に、自律神経(体を無意識に調整する神経)が大きく関係しています。以下のような仕組みが原因とされています。
血流調節の不全
通常、人が立ち上がると、重力で血液が足のほうにたまりやすくなります。それを防ぐために、体は以下のように対応します。
・交感神経が働き、足の血管を収縮させて血液を脳や心臓に戻す。
・心拍数を上げて、血圧を保つ。
しかし、血管が十分に収縮しなかったり、心拍数が上がりにくかったりして、脳に行く血流が減少します。その結果、めまいやふらつき、倦怠感といった不調が現れます。
思春期特有の発達の影響
思春期は体が急激に成長する時期です。このとき
・血液量や体の大きさが増えますが、自律神経の成長がそれに追いつかず、調節機能が一時的に崩れることがあります。
・特に背が伸びる時期に、血管の対応が遅れるため、立ちくらみなどが頻繁に起きます。
自律神経のバランスの乱れ
自律神経には「交感神経(体を活発にする)」と「副交感神経(体を休める)」があります。起立性調節障害では、これらのバランスが崩れることが多く報告されています。
・特に朝、交感神経が十分に働かないため、起きられなかったり、体がだるく感じたりします。
・夜になると逆に交感神経が活発になり、眠れなくなることもあります。
心理的ストレスの関与
起立性調節障害、はストレスの影響を受けやすい疾患でもあります。
・学校生活や家庭内でのストレスが、自律神経の働きをさらに乱すことがあります。
・ストレスが強いと、血圧や心拍数の調整がうまくいかなくなり、不調が悪化する場合があります。
みなづき接骨院の施術
起立性調節障害(OD)は、自律神経の不調が原因で日常生活に深刻な影響を与える疾患です。自律神経は脳から背骨や骨盤を通り全身の器官に働きかけていますが、背骨や骨盤に歪みが生じると、神経が圧迫されたり引っ張られたりして、その機能が低下します。また、自律神経の働きには姿勢が深く関係しています。みなづき接骨院では、背骨の歪みや傾きを整える施術を通じて、姿勢を正し、自律神経が正常に働きやすい状態を目指すことで、起立性調節障害の解消をサポートしています。
施術のポイント
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身体の状態を把握するため、検査とカウンセリングを重要視!
起立性調節障害の検査とカウンセリングでは、過去から現在に至るまでの身体の状態を丁寧に伺い、正確に把握します。施術に必要な情報を収集し、一人ひとりの状態に合わせた対応を心がけています。さらに、最新の検査機器を活用して身体を正確に確認し、安心して施術を受けられる環境を整えています。
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身体に負担の少ない優しい施術!
起立性調節障害の施術では、身体に負担をかけない優しいアプローチを心がけています。特に、お子さまには施術が嫌な印象を与えないよう、繊細に対応し、リラックスできる環境を整えています。安心して受けられる施術で、体の状態を整えるサポートを行っています。
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再発しない身体へ!アフターケアを徹底!
起立性調節障害の施術後には、再発しにくい身体を目指したアフターケアを徹底しています。姿勢の維持や日常生活での注意点についてアドバイスし、整えた身体の状態を長く保てるようサポートします。施術後も安心して過ごせるよう、しっかりと寄り添います。
よくある質問
- 施術は痛いですか?
- 起立性調節障害の施術に関して、みなづき接骨院では乱暴な施術は一切行わず、必要最小限の刺激で丁寧に進めています。施術中に軽い痛みを感じる場合もありますが、過剰な痛みは体に負担をかけてしまうため、適度な「痛気持ち良さ」を重視しています。リラックスして安心できるよう心がけておりますので、不安なくお越しいただけます。 特にお子様の場合は、施術が嫌な印象を与えないよう、繊細に対応しています。お子様が安心して受けられる環境を整えていますので、親御さんもどうぞご安心ください。
- 予約制ですか?
- はい。予約制になります。ご予約はLINEまたはお電話にて受け付けております。ご予約の際に、お名前、ご相談内容、そして紹介者の有無をお知らせいただけますと、スムーズにご案内が可能です。
- 服装はどのようなものを着ていけばいいですか?
- 姿勢、関節の動きや筋肉の状態をしっかりと確認するため、動きやすい服装でお越しいただくと助かります。固めのジーンズや裾の長いスカートなどは避けていただけると助かります。また、更衣室やお着替えもご用意しておりますので、必要な際はお気軽にお声がけください。