頚椎症

このようなお悩みはありませんか?
頚椎症
  1. 首が痛くて朝起きるときに動かすのがつらい
  2. 首を回そうとするとゴリゴリ音がして動きが悪い
  3. 枕を変えても首が痛いままで、何をしたら良いのかわからない
  4. 首を反らすと痛みが走るし、下を向き続けるのもしんどい
  5. スマホを見ていると首や肩がズキズキしてくる

はじめに|頚椎症

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頚椎症について調べると、よく「加齢に伴い、椎体後縁に骨軟骨性隆起(いわゆる骨棘や骨のでっぱり)が生じ、それが脊髄や神経根を圧迫することで神経症状が現れる」と説明されています。確かに、この病気は年齢を重ねることでリスクが高まるのは事実です。

しかし、もし加齢だけが原因であれば、一定の年齢を超えたすべての人に発症しているはずです。実際には、頚椎が変形する人もいれば、そうでない人もおり、変形の進行度合いも個人差があります。

頚椎の変形は短期間で起こるものではなく、通常10年から15年という長い時間をかけて進行します。そのため、「いつの間にか首が動かしづらい」「肩や腕がしびれる」といった症状が現れるころには、変形がある程度進んでいることが多いのです。

ここで重要なのは、「変形そのものは元に戻せない」という事実です。ただし、頚椎の動きが悪い関節の動きが良くなることで変形の進行を食い止めることや、予防して状態を悪化させないことは可能です。頚椎への適切なアプローチにより、痛みや不調を抑えつつ日常生活を快適に過ごせるようサポートすることができます。

頚椎症とは

頚椎症の種類

頚椎症は、影響を受ける部位によって症状が異なり、いくつかのタイプに分類されます。

1.頚椎症性神経根症

概要
頚椎の変形や椎間板の突出によって、頚椎から出る神経根が圧迫される状態です。

2.頚椎症性脊髄症

概要
頚椎の変形により脊髄が圧迫され、全身に影響を及ぼす状態です。最も重篤なタイプとされます。

3.変形性頚椎症

概要
椎間板や椎体の変性が主な原因で、頚椎の可動域や安定性が低下します。

頚椎症によって起こる痛みや不調とは

頚椎の痛み

1.首や肩の痛み・こり
頚椎の変形や周囲の炎症により、首や肩の筋肉が緊張し、鈍い痛みやこりを引き起こします。

2.手や腕のしびれ・感覚の鈍さ
頚椎から腕に伸びる神経が圧迫されることで、手や指先にしびれや感覚の異常が生じます。

3.手の力が入りにくい・動作の不便さ
神経の圧迫が進むと、ボタンを留める、箸を使うといった細かい動作が難しくなることがあります。

4.首を動かすときの違和感やゴリゴリ音
頚椎の変形により、首を動かした際に異音や突っ張り感を感じることがあります。

なぜ頚椎に問題が起きるのか?

頚椎症

頚椎に問題が起こる原因について、日本と海外では考え方に違いがあります。日本では、姿勢の悪化や生活習慣、加齢が主な原因として挙げられることが多いですが、海外では「怪我」が大きな要因として認識されています。以下では、頚椎に問題が起こる理由を具体的に説明します。

背骨の歪みの原因について

日本では、背骨の歪みは「加齢や姿勢の悪化」によるものと考えられがちです。しかし、加齢だけが原因であれば、一定の年齢を超えたすべての人に変形が見られるはずです。
実際には、変形が発生している人もいれば、しない人もおり、変形の進行度合いも人それぞれです。この違いを生む要因として、過去の怪我が大きな影響を与えていることがわかっています。

怪我がきっかけで始まる歪み

頚椎の変形が進行する原因のひとつに、頚椎に衝撃が加わる怪我があります。たとえば、転倒や落下、衝突などで身体に衝撃が加わると、その衝撃はまず頚椎に集中します。頚椎は上に重たい頭を支えているため、衝撃が加わりやすい構造になっています。

このような怪我をきっかけに頚椎の関節の動きが悪くなり、そこから10年〜15年かけて変形が進行していきます。加齢も変形の進行に関与しますが、怪我が「スタート地点」になることが多いのです。

頚椎が特に問題を起こしやすい理由

背骨は、頚椎・胸椎・腰椎・骨盤に分けられますが、頚椎は他の部位と比べて以下のような特徴があり、問題を起こしやすいと言えます。

頚椎症

頚椎は構造的に細い
他の部位(胸椎や腰椎)に比べて、頚椎は細く、耐久性が劣ります。

頭の重みを支えている
頚椎の上には重たい頭が乗っているため、怪我や衝撃がダイレクトに頚椎へ負担が加わってしまう。

頚椎は守られていない
胸椎は肋骨で守られ、腰椎は筋肉や靭帯に支えられていますが、頚椎にはそのような保護構造がありません。

頚椎にダメージを起こす原因とは

出産

1.出産時の頚椎へのダメージ
出産時、特に逆子や難産などの場合、赤ちゃんの頚椎に大きな負担がかかることがあります
逆子の場合は通常とは異なる体勢で生まれてくるため、頭や首に予期せぬ方向から力が加わることがあります。また、難産では産道を通りにくい状況を補うために、医師や助産師が赤ちゃんを引き出す際、頭や首に強い力が加わることがあり、このような力が柔らかい新生児の頚椎や筋肉、靭帯にダメージを与える可能性があります。

高い高い

2.乳幼児期の頚椎のダメージ
乳幼児期は、日常の抱っこや遊びの中で頚椎にダメージが蓄積することがあります。たとえば、抱っこや授乳の際に首が不自然な位置に長時間固定されてしまうと、頭が支えられていない状態で過度な力がかかります。
さらに、遊びの一環として行われる「高い高い」は、赤ちゃんの首に大きな衝撃を与えるリスクがあります。上下に勢いよく持ち上げたり下ろしたりする動作は、赤ちゃんの首にムチウチと似た状態を引き起こしやすく、柔らかい頚椎や周囲の筋肉、靭帯にダメージが加わる可能性があります。

遊具から落ちる

3.幼児から成長期での頚椎のダメージ
幼児期から成長期(おおよそ3歳から12歳)は、身体を活発に動かし遊びや挑戦を繰り返す多感な時期です。この時期には、遊具から落ちる、階段で滑る、自転車で転ぶなど、身体に衝撃が加わる出来事が頻繁に起こります。こうした怪我では、直接打ったりぶつけたりした箇所が目立ちやすく、擦り傷や打撲といった外傷に注目されがちです。
しかし、その衝撃が首(頚椎)に与えるダメージには気づかれにくいことが多いのです。外傷として明確な傷跡が残るわけではないため、目に見えない頚椎の問題は放置されがちです。

柔道

4.スポーツによる頚椎へのダメージ
体育の授業や部活動で行うスポーツによって、ぶつかったり転んだりする衝撃が頚椎へのダメージにつながることがあります。特にコンタクトスポーツでは、知らないうちに頚椎へ負担が蓄積されている可能性が高く注意が必要です。
たとえば、サッカーのヘディングでは首に強い衝撃が加わり、ラグビーやレスリングのタックル、柔道の投げ技、剣道の突きなどでは頚椎に直接的なダメージを受けやすい状況が生まれます。こうしたスポーツでの繰り返される衝撃が頚椎に蓄積している場合があります。

交通事故

5.交通事故による頚椎へのダメージ
交通事故による怪我の中でも、「むち打ち症」は頚椎へのダメージを象徴する代表的なものです。衝突の瞬間に首が前後に激しく揺さぶられることで、筋肉や靭帯が損傷し、それに伴う痛みや不調が現れます。
しかし、施術によって筋肉や靭帯が回復したとしても、頚椎自体へのダメージが見逃されることが多いのが現状です。

頚椎症を放置していると

頚椎症の説明

痛みや不調の悪化

頚椎症を放置していると、首や肩の痛み、しびれ、頭痛などの不調が次第に悪化し、日常生活に支障をきたすようになります。最初は軽い違和感や軽度の痛みだったものが、進行するにつれて神経の圧迫や筋肉の緊張が増し、慢性的な痛みや動かしづらさが続くようになります。また、放置することで姿勢がさらに悪化し、転倒やその他のケガのリスクが高まる可能性もあります。痛みが強くなったり、長期間の不調を抱えたりすることになり、生活の質が低下してしまうことがあるため、早期の対処が重要です。

頚椎の変性・変形の進行

頚椎症を放置していると、頚椎の変性や変形が徐々に進行し、症状がさらに悪化する可能性があります。最初は軽度の違和感や痛みだったものが、放置することで神経や脊髄への圧迫が強くなり、しびれや動かしづらさ、さらには筋力低下や歩行のふらつきといった症状へと進行することがあります。また、変形が進むと頚椎が元の状態に戻ることは難しくなり、慢性的な不調や生活の質の低下につながることもあります。

みなづき接骨院の頚椎症への施術

カウンセリングで頚椎症による痛みや不調を確認

施術前のカウンセリングを非常に重要視しています。頚椎症の施術を行う際には、患者さま一人ひとりの過去から現在に至るまでの痛みや不調を詳しくお聞きし、根本的な原因を見極めることを心掛けています。
カウンセリングでは、現在の症状だけでなく、過去の怪我の経験やスポーツ歴、交通事故の有無など、頚椎症の発症や進行に影響を与える可能性のある情報も丁寧に伺います。

動きの悪い頚椎へ正確にアプローチ

動きが悪くなった頚椎の関節を見極め、正確にアプローチする施術を行っています。関節の動きを正常化することは、頚椎だけでなく背骨全体を守るうえでとても大切です。
頚椎の一つひとつの関節がスムーズに動くように整えることで、頚椎症による痛みや不調の解消と予防が期待できます。丁寧で正確な施術で、身体の健康をサポートいたします。

頸椎施術

よくある質問

痛みや不調がどのくらいで良くなりますか?
頚椎症の痛みや不調を解消するためには、頚椎の動きを良くし、身体全体の歪みや傾きを整えることが最も重要です。頚椎の動きがスムーズになり、歪みや傾きが整うことで、首や肩への負担が軽減し、痛みや不調が徐々に和らいでいきます。 状態の変化のスピードには個人差がありますが、最低でも3ヶ月間の施術をおすすめしています。
施術は痛いですか?
みなづき接骨院では、頚椎症の施術において乱暴な施術は一切行いません。首は非常に繊細な部位のため、最小限の刺激で治療を進めることを心掛けています。ただし、施術中に軽い痛みを感じる場合がありますが、これは筋肉や関節が正常な状態に戻る過程で生じるものです。 強すぎる刺激や過剰な力を加える施術は、かえって身体に負担をかけ、効果を半減させてしまう可能性があります。そのため、適度な「痛気持ちいい」と感じるレベルの刺激を意識しながら、患者さまの状態に合わせた丁寧な施術を行っています。
予約制ですか?
はい。予約制になります。ご予約はLINEまたはお電話にて受け付けております。ご予約の際に、お名前、ご相談内容、そして紹介者の有無をお知らせいただけますと、スムーズにご案内が可能です。
服装はどのようなものを着ていけばいいですか?
関節の動きや筋肉の状態をしっかりと確認するため、動きやすい服装でお越しいただくと助かります。固めのジーンズや裾の長いスカートなどは避けていただけると助かります。また、更衣室やお着替えもご用意しておりますので、必要な際はお気軽にお声がけください。

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