メニエール病
- 急に襲ってくる激しいめまいで日常生活に支障が出ている
- 病院でメニエール病と診断されたが、状態が変わらない
- めまいが怖くて外出や仕事に不安を感じている
- 首や肩のコリがひどく、頭が重い感じがする
- 耳や首周りが冷えると症状が悪化することがある
- 姿勢の悪さや首の歪みが原因ではないかと心配している
- 自律神経が乱れていると言われたが、どうすれば良いかわからない
はじめに|メニエール病
病院や耳鼻咽喉科などと併用して施術を行うことを推奨しています。
みなづき接骨院での施術は、メニエール病の原因である内耳への直接的なアプローチではなく、身体の歪み・傾きを整えることで神経、筋肉を機能を正常な状態に回復させることを目的とする補助的な役割を担います。そのため病院や耳鼻咽喉科と併用して施術を行うことを推奨しています。また、施術前に専門医の診断を受けることが大切です。
メニエール病とは
メニエール病は回転性のめまいが10分間〜数時間続き、何度も繰り返すのが特徴です。数年にわたってめまいが続く人もいます。また、多くの人は 難聴・耳鳴り・耳閉感(耳が詰まった感じ) を伴います。難聴は低音から聞きづらくなり、初期には聴力の低下に気づかないこともあります。
19世紀にフランス人医師であるメニエールが報告したことから、メニエール病と名付けられました。
メニエール病は、40〜60代が発症しやすく、女性に多いとされています。また、責任感が強く、きちょうめんな性格の人がなりやすいと言われています。
メニエール病の原因とメカニズム
メニエール病は、内耳の「内リンパ液」が増加し、内耳の構造に「内リンパ水腫」というむくみを引き起こすことが原因とされています。この内リンパ水腫によって、以下のような影響が生じます
- 内耳内の圧力上昇
内リンパ液が過剰に増加すると、内耳の圧力が高まり、聴覚や平衡感覚を司る部分が正常に機能しなくなります。これが、難聴やめまいの主な原因とされています。 - 聴覚障害
蝸牛(かぎゅう)という聴覚を司る部分の圧力が高まることで、音が正確に伝わらなくなり、難聴や耳鳴りが生じます。 - 平衡感覚の乱れ
三半規管というバランスを感知する部分にも圧力がかかるため、回転性のめまいやふらつきが発生します。 - 自律神経への影響
内耳の異常が自律神経に影響を及ぼすことで、吐き気や動悸、発汗といった症状を伴うこともあります。
メニエール病の主な身体の不調
多くの場合、回転性のめまいと同時に以下のような不調を伴います。
- 耳鳴り
患者さんの耳の中で「ジー」や「ゴー」といった持続的な音が聞こえるのが一般的です。この耳鳴りは、静かな環境では特に目立つため、睡眠時や集中を必要とする場面で不快感を与えることがあります。 - 耳閉感(耳が詰まった感じ)
耳が圧迫されたように感じたり、水が詰まったような感覚があるのも特徴的です。この状態は、日常生活でのコミュニケーションや音の聞き取りを妨げることがあります。 - 難聴
初期には低音域が聞き取りづらくなることが多く、患者さん自身が聴力の低下に気づかないことがあります。病状が進行すると、高音域にも影響が及び、会話や環境音がさらに聞き取りづらくなる可能性があります。
医療機関でのメニエール病へのアプローチ
- 薬物療法:
抗めまい薬、利尿薬、ステロイド、抗不安薬などを使用します。 - 中耳加圧療法:
医師の指導を受けながら、1日2回の頻度でご自身で実施します。この方法は、約6〜7割の患者さんに効果があると報告されています。また、2019年から健康保険が適用されるようになりました。 - 外科手術:
内リンパ嚢開放術や神経切断術が選択肢として検討される場合があります。
メニエール病に対するみなづき接骨院でのアプローチ
みなづき接骨院では、メニエール病に対して直接的に内耳に働きかける施術をおこなう訳ではありません。身体の歪みや傾きに着目した施術を通じて、メニエール病の状態の解消をサポートします。
カウンセリングによって詳しい状態を把握
施術を開始する前に、患者さまのこれまでの痛みや症状の経緯、現在の状態、生活習慣などを丁寧にカウンセリングでお聞きし、痛みや悩みの背景や原因を把握して最適な施術計画を立てるとともに、施術内容や方法を詳しくご説明して不安を解消し、安心して施術を受けていただけるよう努めています。
身体の状態を把握する検査を重要視
身体の状態を把握するための検査を重要視しており、鏡を使って姿勢を視覚的に確認し、普段は気づきにくい身体の傾きや動きの癖を一緒に確認していきます。さらに、専用のカイロプラクティックテーブルを使用して、身体の傾きや関節の可動域、筋肉の反応を視覚的・触覚的に確認することで、治療計画を立てる際に役立つ具体的なデータを収集します。
カイロプラクティックの理論に基づく施術
メニエール病の状態の解消を補助的にサポートするため、カイロプラクティック技術を活用した施術を提供しています。直接的に内耳に働きかけるわけではありませんが、身体の歪みや傾きを整えることで、姿勢が整い血流やリンパの流れ、自律神経のバランスが安定します。
メニエール病を悪化させないために
メニエール病の状態を悪化させないためには、日常生活の中で以下のポイントを意識し、生活習慣を整えることが大切です。
1. ストレスコントロール
ストレスはメニエール病を悪化させる大きな要因です。ストレスの原因を明確にし、それを減らす工夫をしましょう。また、十分な睡眠をとって疲れをためないことや、趣味やリラクゼーションを通じて気分転換を図ることが効果的です。リラックスできる時間を意識的に作り、心身のバランスを整えましょう。
2. 塩分の摂取を控える
塩分の過剰摂取は、体内に余分な水分をため込む原因となり、内耳のむくみを悪化させる可能性があります。日々の食事では減塩を心がけ、加工食品や外食など塩分が多い食品を控えるようにしましょう。塩分摂取量の目安を守ることが、予防につながります。
3. 適度な水分補給
内耳の水ぶくれが原因と聞くと、水分を控えたほうが良いと考えがちですが、実際には逆効果です。体内の水分が不足すると、体が水分を保持しようとし、かえって状態が悪化する可能性があります。塩分を含まない水や麦茶などを適度に摂取することが重要です。ただし、カフェインを含むコーヒーや緑茶は避けるようにしましょう。
4. 適度な運動を取り入れる
適度な運動は、ストレスを解消するとともに血流を解消し、内耳への血液循環を良くする効果があります。特にウォーキングなどの有酸素運動は、無理なく継続できるためお勧めです。また、自分が楽しめる運動を取り入れることで、心身のリフレッシュにもつながります。運動する習慣をつけましょう。
よくある質問
- 施術は痛くないですか?
- 乱暴な施術は行いません。最小限の刺激で治療を行いますが、痛みを感じることがあります。ただし、痛みが強すぎる施術は効果が半減しますので、適度な「痛気持ちいい」程度の刺激を心掛けています。ご安心ください。
- どのくらい通えば身体の歪み・傾きは良くなりますか?
- 身体の細胞は新陳代謝によって常に作り変えられており、人間の体は約3ヶ月で細胞がほぼ入れ替わると言われています。このサイクルに合わせて身体の変化を促し、脳や神経の働きを整えるためには、最低でも3ヶ月間、定期的に施術を継続することが効果的です。ただし、効果実感のスピードには個人差があるため、患者さま一人ひとりに合った施術計画を提案させていただきます。
- 予約制ですか?
- はい、完全予約制です。LINE・お電話でご予約ください。お名前、お悩みの症状、初めて施術を受けるのか、紹介者の有無などお伝えいただければ、スムーズに案内できます。
- 駐車場はありますか?
- はい、利用できます。10台完備しております。
- 服装はどのようなものを着ていけばいいですか?
- 固い素材のジーンズや裾がめくれてしまうスカートは、足の動きや筋肉の硬さをみるため、避けていただき、身体が動かしやすい服装でお越しください。また、更衣室、お着替えも用意しております。お気軽にお申し付けください。