階段の上り下りで膝が痛いのはなぜ?放置するとどうなるのか
2026年10月19日
階段を降りるとき、最初の一段で膝がズキッとする。
正座から立ち上がるときに、思わず声が出てしまう。
そんな経験がある方は少なくありません。
さぬき市・東かがわ市・三木町にお住まいの40代から60代の方から、「歩くのは普通にできるのに、なぜ階段だけつらいのか」というご相談をいただくことがあります。
動けているのに痛い、というこの感覚こそが、膝の状態を考えるうえで大切な手がかりになります。
膝の痛みは、膝そのものだけが原因ではないことがある
膝関節は、太ももの骨とすねの骨、お皿の骨が組み合わさってできた、身体の中でも大きな関節のひとつです。
歩く・しゃがむ・階段を昇り降りするといった動作のたびに、体重のかなりの負担がこの一点にかかります。
ここで見落とされやすいのが、膝は単独で働いているわけではないという点です。
背骨は一つ一つが独立した関節としてつながっており、どこかの動きが悪くなると、その負担を別の関節が代わりに受け止めることになります。
上半身の姿勢が崩れたとき、バランスを取ろうとして下半身の使い方まで変わってしまうことがある、というのは、僕が検査の中で何度も目にしてきた傾向です。
膝の痛みを膝だけの問題として見てしまうと、負担の出どころを見つけられないまま、同じ痛みを繰り返すことになりかねません。
「動かせる」ことと「関節の動きが良い」ことは、実は別の話

「普通に歩けているし、しゃがめるから大丈夫」と感じる方は多いのですが、実は見落としやすい点があります。
関節には、自分の筋肉を使って動かす場合と、人の手でゆっくり動かされる場合とで、分かる情報が違うという性質があります。
自分で動かすときは、周りの筋肉の力でカバーしながら動けてしまうため、関節そのものの動きが悪くても気づきにくいのです。
逆に、力を抜いた状態で関節の動きを確認すると、本人も気づいていなかった硬さや引っかかりが見えてくることがあります。
つまり「動かせる」ことと「関節の動きが良い」ことは、似ているようで別の話なのです。
動かせてしまうからこそ動きの悪さに気づかないまま使い続け、ある日、階段や正座のような大きな負荷がかかる動作で、痛みとして表に出てくる。
そんな経過をたどる方を、これまで何人も見てきました。
放置すると、どうなるのか
膝の違和感を「年齢のせい」「使いすぎたから」と片付けて、様子を見る方も少なくありません。
ですが、動きの悪さが残ったまま同じ使い方を続けていると、膝をかばう動きが癖になり、股関節や腰、反対側の膝にまで負担が及ぶことがあります。
痛みが強くなったり弱くなったりを繰り返しながら、少しずつ動かせる範囲が狭くなっていくケースも珍しくありません。
ただ、これは早いうちに気づけば防げる範囲も多いということでもあります。
痛みは、身体にとって無視できないサインです。
このサインに早いうちから向き合えることは、我慢して状態を悪化させてしまうよりも、ずっと望ましい選択だと言えます。
当接骨院での考え方

当接骨院の背骨矯正は、痛みのある膝だけを施術の対象にするのではなく、背骨を構成する一つ一つの関節の動き・状態を正常に整えることを目的にした、独自の検査に基づいています。
膝の負担の出どころが股関節の動きの硬さにあるのか、骨盤や背骨の崩れからくるバランスの問題にあるのかは、お客様によって違います。
だからこそ、まずは全身の関節の動きを丁寧に確認するところから始めています。
身体の変化には時間がかかるため、一度の施術で終わるものではなく、ある程度の期間、計画的に通っていただくことをお勧めしています。
焦らず、今より少しでも動ける状態を目指していくことが、結果的に膝への負担を減らす近道になると、僕は考えています。
よくある質問
Q. レントゲンで「年齢的な変化」と言われましたが、施術を受ける意味はありますか?
画像に写る変化と、実際に感じる痛みは、必ずしも一致しないことが分かっています。
年齢的な変化があっても、関節の動きを整えることで、今より負担の少ない状態を目指すことは可能です。
Q. 痛いときは動かさない方がいいですか?
動かさなすぎると、関節自体の動きがさらに悪くなってしまうことがあります。
痛みの出方によって対応は変わりますので、気になる場合は一度状態を確認されることをお勧めします。




