肩こりが右側だけひどい原因&対策|怖い病気が隠れているって本当?
2024年11月1日
「いつも右側だけ肩こりがひどくなる」
「右側の肩こりって病気が隠れているって本当?」
「右利きだから右肩が凝るのは当たり前じゃないの?」
肩こりでお悩みのあなたに質問です。
肩こりっていつも同じ場所に出ませんか?
香川県さぬき市の「みなづき接骨院」にも、連日肩こりでお悩みの方が来院されますが、「いつも右側だけ肩こりがひどくなるんだよ」と同じ場所の不調をうったえる方が多くいらっしゃる印象です。
そして、多くの方が「何か悪い病気なのでは?」と不安な思いを口にされます。
本ページでは、そんな不安な気持ちを抱えている方に「肩こりが右側だけひどい原因&対策と考えられる病気」について、詳しく解説させていただきます。
肩こりが右側だけひどい原因
右側だけにひどい肩こりを感じる原因は以下のとおりです。
- 日常生活の姿勢の悪さ
頬杖をつく・腕枕をする・脚を組むなどの不良姿勢は、右側(片側)だけにひどい肩こりを発症させる原因となります。不良姿勢は、体の歪みやバランスの崩れに繋がります。歪んだままの体で日常生活を過ごすことで、体のあらゆる場所に不調が発症する可能性があるため右肩だけにひどい肩こりが出現する可能性も十分にあります。 - 長時間のスマホ&パソコン作業
長時間のスマートフォン&パソコン作業は、現代において代表的な肩こりの原因です。スマートフォンやパソコン作業時の姿勢は、背中が丸くなり首が前へ出る「猫背」の姿勢になりやすい特徴があります。猫背姿勢のまま長時間過ごすと、肩や首まわりの筋肉(特に僧帽筋)が硬くなり、血流が悪くなり肩こりが出現し、右側だけにひどい肩こりが出現します。ただし、右側だけに限定してひどい肩こりが出現するわけではありません。同様に左側だけに同じようにひどい肩こりが出現するケースも長時間のスマホ&パソコン作業が原因の可能性が十分にあります。 - 精神的ストレス
精神的なストレスは、肩こりの代表的な原因のひとつです。精神的なストレスを抱えると、体が常に緊張状態になり筋肉が休まる暇がなくなります。筋肉の緊張状態が続けば、長時間のスマートフォンやパソコン作業と同様に筋肉が硬くなり血流が悪くなり肩こりが出現することがあるのです。精神的なストレスによる肩こりの場合も、右側だけでなく、左側だけにひどい肩こりが出現する可能性は十分にあります。 - 右利き
右利きの方は右肩が凝りやすい傾向にあります。もちろん、右利きの方でも左肩がこる場合も十分にありますが、普段から使用頻度が高い右利きは筋肉や関節への負担が高くなるため凝りを感じやすくなるのは必然的です。ただし、右肩の使用頻度が高いからと言って必ずしも肩こりになるわけではありません。使用頻度の高さはあくまでも「きっかけ」であり、不良姿勢やストレスなどの根本的な原因が引き金で肩こりを発症するケースがほとんどです。つまり根本の原因さえ解決をすれば、少々右肩の使用頻度が高くても肩こりを発症する可能性は低くなります。
肩こりが右側だけひどいときに考えられる病気
肩こりが右側だけひどいときに「何か悪い病気なのでは?」と不安な気持ちを抱えてしまいますよね。
結論から申し上げますと、肩こりが右側だけひどいときに何かしらの病気を抱えている可能性はゼロではありません。
稀なケースではありますが、「ひどい場合の可能性を考える」ことはリスク管理としては非常に大切なことです。
以下では、肩こりが右側だけひどいときに考えられる病気を解説していきますので、ご自身の症状と照らし合わせながら、心配な場合は早めに医療機関で詳しい検査を受けるようにしましょう。
- 頸椎椎間板ヘルニア
頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎と呼ばれる首の骨と骨の間にある椎間板(髄核)が飛び出し、後方の神経を圧迫することで、痛みやしびれを引き起こす病気です。右側だけにひどい痛みやこりを感じる場合は、右側の神経が圧迫されている可能性があり、首を動かすと痛みが増減することがあります。 - 斜角筋症候群
斜角筋症候群は、斜角筋と呼ばれる首から肩にかけての筋肉が緊張から硬くなり、神経や血管を圧迫することで生じる病気です。右側の斜角筋が硬くなった場合、右肩から右腕に痛みやこり、ひどい時はしびれが出現します。 - 四十肩・五十肩
四十肩・五十肩の正式名称は「肩関節周囲炎」と言い、名前のとおり肩関節の周囲の組織が炎症を起こし、肩の動きが悪くなる病気です。右肩に強い炎症がある場合は、右側の肩こりや痛みが強く出現します。特徴的な痛みが夜間痛で、寝るときなど夜間に肩の痛みが強くなるケースがほとんどです。 - 胸郭出口症候群
胸郭出口症候群は、鎖骨や肩甲骨の周りで、神経や血管が圧迫されることで肩や腕に痛みやしびれを引き起こす病気です。右側の神経や血管が圧迫されると、右側の肩こりや違和感が出現します。症状がひどくなると痺れや冷えなどを感じることも特徴です。 - 肝疾患による関連痛
肝臓に問題があると、右側の肩に関連痛が現れることがあります。これは、肝臓がある右上腹部の痛みが神経を通じて右肩に伝わるためです。肝疾患自体には自覚症状が少ないことが多いですが、肩こり以外に倦怠感や皮膚の黄ばみ(黄疸)がある場合、肝機能に問題があるかもしれません。
肩こりが右側だけひどい時の対策&解消方法
右側だけにひどい肩こりが出現したときは、まずは落ち着いて以下の対策&解消方法をお試しください。
- アイシング(冷却)
肩こりがひどい場合、まずはアイシングをお試しください。肩こりのような慢性痛の場合、冷やすよりも温めるほうが適切だと認識されている方も多いかもしれませんが、凝りや痛みがひどい場合はアイシングをおすすめします。アイシングは、凝りや痛みが出現している部位の炎症を抑える効果が期待出来るうえ、その部位に血液を集めて傷ついた筋肉や軟部組織を修復してくれる効果が期待出来ます。ただし、アイシングにより全身が冷えてしまうことは避ける必要があるため、実施時間は15~20分間。道具は、保冷剤やアイスパックよりも摂氏0度を保ちやすい氷水がおすすめです。 - 正しく座る
肩こりは座り方次第で症状を緩和させることが出来ます。
正しく座るためのポイントは以下のとおりです。
・椅子に深く腰掛ける
・お尻を後ろにひくように座る(スクワットの動作)
・肩の力を抜く
このような正しい座り方を「骨盤を立てて座る」と言うことがありますが、正しく座れているかの確認は脚が組めるか組めないかで確認出来ます。正しく座れていれば脚が組めないはずです。
この座り方は、骨盤の広い面で座ることが出来るため、上半身を悪い座り方よりも安定して支えられます。座るときに、土台(骨盤)が安定しているほうが、上半身への負担が軽減されることは容易に想像が出来るのではないでしょうか。もちろん、肩や首への負担は軽減され肩こりの解消&予防に効果的です。
正しい姿勢&間違った体の使い方を知る
先述した「正しい座り方」は、ひどい肩こり解消のためのひとつのピースに過ぎません。
あなたが、もし本気でひどい肩こりを根本から何とかしたいとお考えであれば、日常生活の正しい姿勢や間違った体の使い方を知り、対策を講じる必要があります。
ただし、ひとり一人で生活習慣や姿勢や体の使い方がまったく違うなかで、本当にあなたにあったアドバイスが出来るのは「対面式」です。なかでも、じっくりと時間を取ってあなたのために専門的なアドバイスをしてくれる接骨院をおすすめします。
みなづき接骨院が責任を持ってあなたの肩こりの原因を探し出し、的確なアドバイスと施術を行いますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。