股関節の痛み「変形性股関節」とは?
2024年12月11日
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変形関節症とは
股関節の痛み、その原因と対策について
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日常生活を送る上で、股関節の痛みは非常に厄介なものです。歩行が困難になったり、日常生活動作に支障をきたしたりと、生活の質を大きく下げてしまう可能性があります。
股関節の痛みを引き起こす原因は様々ですが、最も一般的な原因としては、変形性股関節が挙げられます。これは、股関節の軟骨がすり減り、骨と骨が直接こすれ合うことで痛みを生じます。他にも、大腿骨頭壊死(大腿骨の骨頭部分の血流が低下し、骨が壊死してしまう)、関節リウマチ、股関節唇損傷、骨盤の歪み、筋肉の炎症や損傷などが考えられます。
変形性股関節は、上述のように、股関節の軟骨がすり減り、骨と骨が直接こすれ合うことで痛みや動きづらさを感じます。加齢が主な原因ですが、他にも様々な要因が考えられます。
変形性股関節の原因
加齢と外傷が大きな要因になります。年齢とともに軟骨がすり減りやすくなります。また、体重が増えると、股関節への負担が増大し、軟骨の摩耗が加速するため、肥満も原因の一つになります。股関節を骨折したり、脱臼したりした場合、変形性股関節を引き起こすことがあります。他にも、スポーツ選手や特定の職業などで股関節に大きな負担がかかる運動を繰り返す人は、リスクが高まります。先天的なものとしては、家族に変形性股関節の方がいる場合、リスクが高くなる可能性が示唆されています。生まれつき股関節の形状に異常がある場合、変形性股関節になりやすいことがあります。
変形性股関節の痛み・状態
痛みとしては、まず、朝起きた時や長時間同じ姿勢をとっていた後に、股関節がこわばる感じがあるという方が多いです。他にも、歩行時、立ち上がり時、安静時など、様々な状況で股関節に痛みを感じます。動かすと股関節が痛いため、無意識にそれを避けるために腰を反らせる姿勢などを取りやすくなるため、腰の痛みを感じることもあります。また、股関節の動きが制限され、普段通りの動作ができなくなることがあります。(関節可動域制限)
変形性股関節の対策「運動」
変形性股関節の方におすすめの運動は、関節への負担が少ないものが理想です。水中ウォーキングは、水の浮力によって関節への負担が軽減されるため、特に効果的です。市営のプールなど利用しやすい施設が近所にないか確認してみましょう。自転車運動も、関節への負担が少ない有酸素運動であり、股関節の柔軟性を高め、筋力増強、血流増加などを図ることができます。関節に負担が少ない運動として、ヨガも挙げられます。体幹を鍛え、柔軟性を高めるヨガは、バランス感覚の向上にも繋がります。筋トレだけではなく、ストレッチも大切で、股関節周りの筋肉をゆっくりと伸ばすストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、凝り固まったこわばりを解消します。
運動と関連して、体重管理も非常に重要です。肥満は股関節への負担を増やすため、適正な体重を維持することが大切です。
変形性股関節の予防
日常生活の中で、正しい姿勢を心がけ、股関節に過剰な負担をかけないようにします。
具体的には、
- 立ったままの姿勢を長時間維持しない
- しゃがんだり立ったりを繰り返す動作
などがあります。美容師や職人などは職業上股関節を酷使しやすいので、こまめに休憩を取ることで予防効果が期待できます。他にも、早期発見・早期治療のため、定期的に健康診断を受けることで予防できます。
まとめ
股関節が痛む原因の一つに、変形性股関節症があります。これは、加齢や外傷、遺伝的要因、または股関節に過剰な負担を繰り返しかけることで痛みが生じることがある疾患です。変形性股関節症の対策として、股関節への負担を軽減しながら行える運動が有効です。例えば、水中ウォーキングや自転車運動、ヨガなどを取り入れることで、股関節周囲の柔軟性や筋力を維持することが大切です。
また、変形性股関節症は姿勢とも密接に関係しています。みなづき接骨院では、股関節だけでなく、姿勢全体を見直し、身体のゆがみや傾きを整える施術を行っています。骨格や姿勢を根本から解消することで、股関節痛をはじめ、さまざまな不調の解消を目指します。痛みや不安を抱えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。