交通事故の直後、安静にしているだけで大丈夫?

2026年10月29日

交通事故後の安静期に穏やかに声をかける院長(ガッシュ風イラスト)

安静にしている間、ただ様子を見るだけで大丈夫?

交通事故のあと、お身体に痛みを抱えながら、まずは安静に過ごすようにと言われた方は多いのではないでしょうか。

ただじっと家で過ごしていると、「このままで本当によくなっていくのだろうか」という不安が、静かに大きくなっていくこともあります。

今回は、事故の直後にお身体の中で起きていることと、安静に過ごす時期だからこそ確かめておきたいことについてお話しします。

事故の直後の痛みは、身体からの正常な反応です

穏やかな表情で立つ院長(ガッシュ風イラスト)

むち打ち症をはじめとする交通事故のケガは、受傷してから2週間ほどの間、お身体の中で炎症が起きている時期にあたります。

この時期の痛みは、「それ以上動かすと負担がかかる」と身体が教えてくれている、正常な反応です。
僕はこの時期、痛みを我慢して無理に動かしたり、首を鳴らして動きを確かめたりすることは避けていただきたいと伝えています。

痛み止めで痛みを一時的に抑えること自体は悪いことではありませんが、痛み止めだけでお身体の状態そのものが変わるわけではありません。
まずは安静を優先し、お身体を守ることを大切にしていただきたい時期です。

安静にしているだけで、自然によくなっていくもの?

人の身体には、もともとケガを回復させていく力が備わっています。
僕たち施術者の仕事は、この力そのものを作り出すことではなく、その力がきちんと働ける状態を整えることだと考えています。

ただ、じっと安静にしているだけでは、お身体が実際によい方向へ向かっているのかどうか、ご自身では分かりにくいことがあります。

早い段階で一度、専門家に体の調子を確かめてもらっておくと、その後の数週間を安心して過ごしやすくなります。

当接骨院で最初に確かめること

うつ伏せのお客様の関節の動きを確かめる院長(ガッシュ風イラスト)

交通事故のケガは、レントゲンで「異常なし」と言われても、痛みやしびれが続くことが少なくありません。

整形外科では骨折の有無など画像で分かることを確認し、当接骨院では柔道整復師が実際にお身体へ触れながら、筋肉や関節一つひとつの状態を確かめていきます。
炎症が強い時期はハイボルテージなどで炎症を抑えることを優先し、落ち着いてきた段階で関節の動きを整えるアプローチへ移っていきます。

画像診断と手技による確認、どちらか一方だけでは見えてこない部分があるからこそ、両方を組み合わせることを大切にしています。

よくある質問

Q. 整形外科だけに通っていれば十分ですか。
A. 画像検査と手技による確認は、見ている角度が違います。
骨の状態は整形外科で、筋肉や関節の動きは当接骨院でと、両方を組み合わせることをお勧めしています。
通われている整形外科の先生が併用に戸惑う場合は、併用しやすい医療機関をご案内することもできます。

Q. まだ痛みが少ないので、落ち着いてから相談してもいいですか。
A. 痛みの感じ方は人によって異なり、軽い痛みの背景に何があるかは、ご自身ではすぐに分からないこともあります。
振り向きにくさや引っかかるような感覚など、小さな違和感も含めて早めにお聞かせいただくと、その後の見通しを一緒に考えやすくなります。

事故のあとは、気持ちも慌ただしくなるものです。
今の体がどういう状態にあるのかを正確に知ることが、この先を安心して過ごすための一歩になります。

関連記事